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インドの創薬・開発30年:進行中・過去の1,095件のプロジェクトにみる技術構成

ChemMedChem·2026年6月15日AI キュレーション
インドの創薬・開発30年:進行中・過去の1,095件のプロジェクトにみる技術構成
✨AI 要約 (Beta)Beta

背景:インド企業の創薬研究を長期にわたり分析したレビュー

インド企業による1990年代半ばから2025年までの創薬・開発活動を分析したレビューが、プロジェクトと研究対象物質1,095件を整理した。低分子が最も大きな割合を占めた一方、生物学的製剤や遺伝子治療も含まれており、インドの創薬研究で技術構成が多様化する流れを示している。

ChemMedChemに掲載されたこのレビューは、大手製薬企業、バイオ企業、スタートアップ計195社を対象とした。論文の集計によると、活発に研究を行っていた企業は128社で、プロジェクトは進行中462件、過去のもの633件に分けられた。つまり、1,095件すべてが現在開発中のパイプラインというわけではない。また、研究の焦点は患者を対象とした治療効果の検証ではなく、企業とプロジェクトの歴史的な構成に置かれている。

主な発見:低分子から抗体・遺伝子治療まで

技術別では低分子が811件で最も多く、新規生物学的製剤189件、遺伝子治療95件が続いた。低分子のうち、新規化学物質は684件だった。そのほか、プロドラッグ・塩・製剤が56件、既存薬の新たな用途を探るドラッグ・リポジショニングが53件、その他が18件含まれていた。集計対象は新規化学物質の探索に限られない。

生物学的製剤では、モノクローナル抗体または抗体断片が92件だった。抗体薬物複合体(ADC)は22件、融合タンパク質を含む各種タンパク質は40件、酵素は10件、その他は25件と集計された。抗体・断片とADCを分けて分類することで、抗体関連技術の内訳も確認できる。

レビューが遺伝子治療に分類した95件には、遺伝子サイレンシング24件、遺伝子送達21件、ゲノム編集7件、メッセンジャーRNA(mRNA)のスプライシング制御3件が含まれていた。キメラ抗原受容体(CAR)技術で遺伝子改変したT細胞・ナチュラルキラー(NK)細胞を用いるアプローチは40件だった。ただし、ゲノム編集や遺伝子サイレンシングに用いた個別のプラットフォームは、抄録には記載されていない。

開発段階別の集計は、初期探索618件、前臨床276件、第1相98件、第2相63件、第3相19件、承認済み薬剤・治療法21件だった。これは各段階の分布を示すものであり、異なる段階の件数を割っても、同一プロジェクトの段階移行率や臨床成功率は算出できない。

意義と展望:技術多様化を示す地図と解釈上の限界

著者は、企業とプロジェクトを経時的に追跡した結果が、インドの創薬活動の変化と多様化を示していると説明した。低分子を中心とする研究基盤と、抗体・タンパク質・遺伝子治療を合わせて把握できる点に、このレビューの意義がある。

得られた資料は書誌情報と抄録に限られる。特定の年以降に多様化がどれほど加速したのか、どの企業や政策が変化を促したのか、個々のプロジェクトが中止または成功した理由は、これらの資料だけでは確認できない。進行中と過去のプロジェクトが技術別・開発段階別にどう分かれるかも、抄録には示されていない。承認21件を全プロジェクトの承認確率と解釈することもできない。個別資産の開発可能性を評価するには、プロジェクトごとの経緯と最新状況を追加で確認する必要がある。

研究範囲と詳細な集計は、Europe PMCに収載された論文抄録で確認できる。

A comprehensive review and analysis of drug discovery efforts at Indian companies between the mid-1990s and 2025 reveals 1095 ongoing (462) or past (633) projects and molecules under investigation at 195 major pharmaceutical, biotechnology, and start-up companies, of which 128 are currently actively pursuing research. They consist mainly of small molecules (811), followed by novel biologics (189) and gene therapies (95), and cover all stages from early discovery (618), preclinical (276), and clinical development phases (Phase 1: 98; Phase 2: 63; Phase 3: 19) up to approved drugs and treatments (21). Small molecules are dominated by new chemical entities (684), followed by prodrugs, salts, and formulations (56), repurposed drugs (53), and others (18). Biologics consist largely of monoclonal antibodies or fragments (92), antibody-drug conjugates (22), various (fusion) proteins (40), enzymes (10), and others (25). Gene therapies use gene silencing (24), gene transfer (21), genome editing (7), modulation of mRNA splicing (3), and genetically modified cells based on chimeric antigen receptor technology using T and NK cells (40). Tracking companies and projects over time illustrates the dynamics and increasing diversification of drug discovery activities in India.

💬なぜ重要なのか:

インド企業との創薬共同開発や技術導入を検討する研究者や事業開発担当者にとって、このレビューは探索領域を定める出発点になり得る。低分子だけでなく、抗体・タンパク質・遺伝子治療の内訳を比較することで、協業を模索する範囲を設定する参考になる。

実際の協業候補を選ぶ際は、企業ごとの最新パイプライン、開発継続の有無、権利関係、前臨床・臨床の根拠を別途確認する必要がある。1,095件には過去のプロジェクトも含まれるため、現在協業可能な資産数として扱うことはできない。この集計は業界の研究構成を把握する参考資料であり、特定候補の有効性、投資成果、承認可能性を検証したものではない。

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