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アストラゼネカ・アムジェンのテズスピア、好酸球性食道炎の3相試験で成功

AstraZeneca (AZN), Amgen (AMGN), Sanofi (SNY), Regeneron Pharmaceuticals (REGN)·BioPharma Dive·2026年8月27日
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アストラゼネカ・アムジェンのテズスピア、好酸球性食道炎の3相試験で成功
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3相試験で組織学的寛解と嚥下困難を同時に改善

アストラゼネカ(AstraZeneca, AZN)とアムジェン(Amgen, AMGN)のテズスピア(Tezspire、テゼペルマブ-ekko)は、好酸球性食道炎(EoE)の3相試験CROSSINGで、24週目の共同一次評価指標をすべて達成しました。組織学的寛解は、食道組織の最大好酸球数が高倍率視野あたり6個以下の患者の割合で評価され、症状改善は嚥下困難症状問診(DSQ)の変化で評価されました。両用量ともプラセボ対比で統計的に有意かつ臨床的に意味のある改善を示し、効果は52週目まで維持されました。ただし今回の発表はトップライン結果であり、詳細な寛解率、DSQ変化量、安全性数値については今後の学会発表が価値評価の鍵となります。

TSLP阻害で上皮主導炎症の上流を狙う

テズスピアは、胸腺間質リンパ細胞誘導因子(TSLP)を阻害する最初のヒト単クローン抗体で、アレルギーや好酸球性炎症を引き起こす上流サイトカインを抑制します。CROSSINGは、症状が持続する12~80歳の患者368名を低用量群、高用量群、プラセボ群に1対1対1で割り振り、4週ごとに皮下投与する無作為・二重盲検の3相試験です。プロトンポンプ阻害薬(PPI)や経口局所コルチコステロイドを使用していた患者も含め、実際の臨床での追加療法価値を検証しました。米国では患者数が47万人を超え、一次治療で十分なコントロールに達しない割合が約半数であるため、組織所見と患者主観的症状を同時に改善した結果は臨床的差別化を生みます。

デュピクセントの独占市場に2番目のバイオ医薬品が参入

現在の主要競合薬は、サノフィ(Sanofi, SNY)とレジェネロン(Regeneron Pharmaceuticals, REGN)のデュピクセント(Dupixent、デュピルマブ)で、インターロイキン-4受容体アルファ(IL-4Rα)を阻害し、IL-4とIL-13のシグナルを抑制します。FDAは2022年5月20日にデュピクセントを12歳以上・40kg以上のEoE患者への最初の承認を行い、2024年1月25日には1歳以上・15kg以上の患者への拡大承認を行いました。2025年の世界EoE治療薬市場は産業調査基準で477.7百万ドルで、2035年には75億ドルに拡大される見通しです。承認されればテズスピアは単一バイオ医薬品中心の市場構造を変える可能性があります。食事療法、PPI、局所ステロイドが依然として標準一次治療ですが、テズスピアの競争力はデュピクセントとの直接比較ではなく、異なる上流標的と不十分反応患者で判断されます。

3つ目の適応がブロッカーバスターグロースの次の軸に

テズスピアはFDAが2021年12月17日に重度喘息に承認した市販製品で、2025年10月17日に非腫瘍性慢性副鼻腔炎(CRSwNP)への適応が拡大されました。EoEはまだ3相成功段階にあり、両社は結果を規制機関と共有する予定です。詳細データの公開と申請が次の確定マイルストーンとなります。2026年上半期の両社合算テズスピア売上は11.5億ドルで、アストラゼネカの第2四半期売上は3.9億ドルで前年同期比45%増加しました。両社は米国で共同で商業化し、開発費と利益を均等に分担します。米国外ではアストラゼネカが売上を認識し、アムジェンに中間桁の発明者ロイヤルティを支払うため、EoE拡大の経済的効果が両社に分配されます。

💬なぜ重要か

CROSSING 3相試験は368名で組織学的寛解と嚥下困難を同時に改善し、テズスピアが重度喘息・CRSwNPに続く3つ目の上皮主導炎症適応を確立する根拠を築きました。短期的には詳細な寛解率、DSQ変化量、用量別安全性と申請時期がアストラゼネカ(AZN)とアムジェン(AMGN)の価値再評価を左右します。2025年477.7百万ドル規模で2035年75億ドルに成長するEoE市場では、FDA承認薬デュピクセントが直接競合となり、47万人を超える米国患者と約半数の一次治療不十分反応群が主要需要層です。2026年上半期合算売上11.5億ドルのテズスピアにEoEが追加されれば製品寿命と処方基盤が拡大されますが、長期的なシェアはデュピクセントとの比較で効能・投与の利便性・保険アクセス性データが決定します。