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Kardigan(KARD)、4億ドルの資金調達でIPOを実施、心血管疾患パイプライン3件の第3相試験を加速

Kardigan (KARD), Bristol Myers Squibb (BMY), Ionis Pharmaceuticals (IONS), Sanofi (SNY)·FierceBiotech·2026年6月19日
財務企業臨床
総額: USD$400M前払い: USD$400M
Kardigan(KARD)、4億ドルの資金調達でIPOを実施、心血管疾患パイプライン3件の第3相試験を加速
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MyoKardiaの創業者たちが再結集し、IPOで4億ドルの資金調達を完了

Kardigan(KARD)は、2026年6月17日にナスダックでIPOを実施し、1株あたり16ドル(提示範囲14ドル~16ドルの上限)に決定。発行株式数を2,330万株から2,500万株に増やし、合計4億ドルを調達しました。これは、当初の目標である3億5,000万ドルを14%上回る規模です。BMS(BMY)に131億ドルで買収されたMyoKardiaの創業者であるCEOのTassos GianakakosとCSOのBob McDowellが再結集して設立した会社であり、mavacamten(心筋抑制剤)の開発に成功した実績が、機関投資家の信頼を得る上で重要な要素となっています。J.P. Morgan、Jefferies、Leerink Partners、TD Securitiesが共同で主幹事となっています。

3つの心血管パイプラインと資金配分戦略

主要なプログラムであるdanicamtiv(MYK-491、心筋活性化剤)は、MYH7/TTN遺伝子変異によって引き起こされる拡張型心筋症(DCM)を対象とした適応型第2b/3相試験KINSHIP-DCMが進行中であり、2027年上半期に主要なデータが発表される予定です。ataciguat(可溶性グアニル酸シクラーゼ活性化剤、Sanofi/Mayo Clinicによる)は、中等度の石灰化大動脈弁狭窄症(CAVS)を対象とした第3相試験KATALYST-AVで1,400人を募集しており、第2相試験では弁のカルシウムが50%以上減少することが確認されています。tonlamarsen(アンジオテンシン原を標的とするASO、Ionis Pharmaceuticalsによる)は、ACC.26で血漿中のAGTが67%減少することが示されましたが、複数回の投与による追加の降圧効果はわずかであり、適応症を急性重症高血圧に切り替える予定です。資金は、danicamtivとataciguatにそれぞれ8,000万ドル~9,000万ドル、tonlamarsenに4,000万ドル~5,000万ドル、その他の研究開発に5,000万ドル~6,000万ドルを配分する予定です。

市場機会:DCMとCAVSはどちらも初の治療薬となる可能性

DCM治療薬市場は2030年に32億ドル~46億ドル規模に成長すると予測されており、danicamtivが承認されれば、DCM専用の初の低分子治療薬となります。CAVSには現在、薬物療法は存在せず、外科的弁置換術(TAVR/SAVR)のみが行われており、ataciguatは初の治療薬となる可能性があります。大動脈狭窄症全体の治療市場は、2026年には約113億ドルから2033年には229億ドルに成長すると予想されています。競合状況において、DCMについては、Rocket Pharmaceuticals(RCKT)やTenax Therapeutics(TENX)などの遺伝子治療によるアプローチが初期段階にあります。

企業の財務状況と2027年のデータ発表

企業価値は13億ドル~14億ドルで上場し、IPO前に累積で5億7,000万ドルを調達(シリーズBで2億5,400万ドルを含む)、2026年3月末には2億8,700万ドルの現金残高を保有しています。12ヶ月間の純損失は2億3,000万ドル、研究開発費は1億5,300万ドル(前年比80%増)、累積赤字は3億3,700万ドルであり、売上はまだありませんが、Perceptive Advisors、ARCH Venture Partners、Sequoia Heritage、Fidelity、T. Rowe Priceなどのトップレベルのヘルスケア専門機関が既存の投資家として参加しています。2027年上半期に3つのプログラムのデータが同時に発表されることが、企業価値の再評価における重要な触媒となるでしょう。2026年には13番目のバイオテクノロジー企業のIPOであり、すでに2025年のバイオテクノロジー企業のIPO件数(11件)を上回っており、市場の流動性の回復を反映しています。

💬なぜ重要か

Kardiganの4億ドルの資金調達によるIPOは、2026年のバイオテクノロジー企業のIPOとしては最大規模であり、MyoKardia出身の経営陣の実績(mavacamten → BMSによる131億ドルの買収)により、機関投資家が13億ドル~14億ドルのプレミアムな評価額を付与した事例です。DCMとCAVSの2つの適応症はいずれも、現在承認されている薬物療法が存在しないため、初の治療薬となる可能性があり、2027年上半期に3つのパイプラインのデータが同時に発表されることが、評価額を押し上げる要因となります。ataciguatの第2相試験では、弁のカルシウムが50%以上減少しており、KATALYST-AV第3相試験に進んでおり、113億ドルの大動脈狭窄症治療市場に初の薬物療法を提供する可能性があります。ただし、tonlamarsenの降圧効果が不十分であることは、プログラムの方向転換のリスクを伴い、12ヶ月間の純損失が2億3,000万ドルであることから、資金の消費ペースを考慮すると、2027年のデータが成功すれば、追加の資金調達が可能になるかどうかが重要な要素となります。